環境社会学・環境倫理研究者 福永真弓(東京大学大学院・新領域創成科学研究科・准教授)

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活動報告

プロジェクト実施中

2017.04.28プロジェクト

記憶の絵地図プロジェクト(東京大学・福永真弓)

 

人びとの記憶から、自然と人の関わりの潜在可能性を描き、次の計を考えるための選択肢と知のストックを増やす試み。記憶は、人びとが場所から、そこに生きていた生きものや人びとから受け取れる、根本的な贈与の一つです。ただし、贈与は一方通行ではないので、ここからどう自分が「贈るのか」を考える必要があります。まずは賑やかに、絵解きをはじめるところから。

https://www.facebook.com/MapFukunaga/

 

磯鶏・藤原記憶の絵解き地図できました。

 

 

 

ポスト開発空間の自然化と環境倫理プロジェクト(東京大学・福永真弓)

 

ポスト開発空間を自然化する、あるいは自然化がすすむという現象が進んでいる。片や新たなジェントリフィケーションの旗手として「つくりだされ」、方や、公害や開発、紛争の跡地において、あるいは「撤退される」(※この言葉はとても危うい言葉である)農村や沿岸という現実において「人の手から離れ」た領域が拡大するという形で、進んでいる。この現象は果たして何を意味し、環境倫理はどのような形を求められつつあるのだろうか。

 

キーワード:自然の社会化と社会の自然化、フェイクと真正性(あるいはanthropogenicとそうではないもの)、譲渡可能性/不可能性、気候変動と生態系サービスの創出、環境正義

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